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外付けハードディスクとは?【シリーズ「データをなくさない!――知っておきたい記録メディアのメリット・デメリット」】

記録メディアと聞いて最初に思い浮かぶのは、やはりハードディスクドライブ(以下ハードディスク)でしょう。パソコンの記録メディアとしてだけでなく、テレビにつないで番組録画などにも使われるようになったハードディスクですが、実は壊れやすいのが問題点です。ハードディスクの仕組みを知って、扱い方を学びましょう。

ハードディスクはミクロレベルで組み立てられた精密機器。取り扱いに注意!

ハードディスクは「ディスク」の名前が示す通り、磁性体が塗布された円盤(プラッターと呼びます)に、磁気ヘッドと呼ばれる電磁石を使ってデータを読み書きします。何枚も重なったプラッターがモーターによって高速回転し、その上を磁気ヘッドが1秒間に最高100回程度の速度で往復します。ハードディスクはミクロレベルで組み立てられた精密な製品で、手で触ることができないように密閉されており、開けるには専用の工具が必要になります。開けてしまうともう使えませんし、落としたりして衝撃を与えると壊れてしまうことも多いため、取り扱いには十分な注意が必要です。

外付けハードディスクはこの密閉されたハードディスクが、データをやり取りするUSBなどの端子と接続された基盤や冷却ファンなどがついた外装ケースに入ったものになります。現在一般的なものは、デスクトップパソコンなどで使われる比較的大容量で安価なことが特長な3.5インチを内蔵した据え置き型と、ノートパソコンなどの機器と一緒に持ち歩けるACアダプターなど不要で、つないだパソコンから電源供給できる(バスパワー)コンパクトな2.5インチが内蔵されたケーブルをポータブルなものです。接続方法もUSBやThunderbolt、最近ではケーブルを接続しなくてもスマートフォンからアクセスできるWi-Fi内蔵タイプなど、接続するパソコンに応じたものが販売されています。また、ポータブルに関しては衝撃に強い構造のものや、USBなどの端子から電源を供給できるバスパワー方式のものもあります。

スマートフォン・タブレットもWi-Fiで接続することで利用できるポータブルタイプのHDW-PDU3-Cシリーズ(写真はHDW-PD1.0U3-C)

 

2017年現在、バッファローで販売している外付けハードディスクは、3.5インチ内蔵の据え置き型であれば2TB〜8TBで価格は2〜5万円。2.5インチのポータブルドライブは500GB~2TBで、価格も1~3万円とかなり手に入れやすくなっています。ハードディスクの価格差は容量、読み出し速度の差で、同じ容量でも高価なものは高速なドライブであることが多いようです。


最大8TBの大容量でDRAMキャッシュを搭載して転送速度を向上させたHD-GDU3Dシリーズ(写真はHD-GD2.0U3D)

容量も大きく安価で複数接続も可能-――外付けハードディスクのメリット

外付けハードディスクの一番のメリットは、USBやThunderboltなどの端子に接続するだけで利用でき、容量の大きなファイルも安心して扱えることでしょう。メインのデータを保存するもの以外にバックアップ用を接続し、同じ内容を書き込んでミラーリングするなどの方法でデータを常にバックアップしておくといった使い方もできます。またハードディスクの調子が悪くなったときはすぐに交換可能なのもポイントです。

また、USBメモリーに比べて1GBあたりの価格が安価のうえに大容量で、データ転送も高速。映像データや音楽データを外付けハードディスクに保存して、そこから直接読み込んで再生できます。最近ではテレビやビデオレコーダーでも番組録画のために利用されており、USB端子に接続して録画の容量を増やすことも可能です。

物理的なトラブルが起こりやすいので取り扱いに注意――外付けハードディスクのデメリット

高速で回転するプラッターと、激しく動く磁気ヘッドを持つ外付けハードディスクは、動作中に動かしたり落としたりすると壊れてしまうことがあります。例えば、据え置き型の場合は電源ケーブルとパソコン接続ケーブルが必要ですが、これらに引っかけてしまって落としてしまう事故はよく聞かれるケースです。ポータブルタイプは持ち歩き時の取り扱いには特に気をつけたいところです。非動作時の落下なども、コネクターの不良やボディーの破損につながりやすいため、設置場所や携帯方法には配慮しましょう。

パソコン接続中に書き込みエラーやデータの損傷が起こる「論理障害」が発生することもあります。ファイルの情報などを書き込むセクターが壊れてしまうと、内部のデータは消えていないのにデータが読み込めなくなることがあります。

またハードディスク内のプラッターは高速で回転しており、高温になります。そのため外付けハードディスクのケースには冷却ファンがついていますが、これが止まってしまったり、埃をかぶってしまうと冷却効率が落ち、故障の原因になることもあります。温度のほかにも湿度、振動や落雷などの影響も受けやすいです。そのため、比較的長期の保存に向いているハードディスクですが、基本的に「消耗品」と認識して、バックアップと必要に応じた交換を心がけたいところです。ハードディスク交換の目安としては、2~3年程度が望ましいですが、ハードディスク動作時にそれまでと違う「異音」がしたら、何か異常が発生している可能性が高いので、すぐにバックアップを取って交換するのがおすすめです。

バッファローの外付けハードディスクは、事前に故障を予測できる「みまもり合図」というサービスがあります。定期的に外付けハードディスクに異常がないかチェックすることで、故障によるデータ消失のリスクを下げることができます。

こんな使い方は気をつけよう!――外付けハードディスクの落とし穴

外付けハードディスクを利用する際に気をつけることは、まずアクセスランプがついているときは触らない、動かさないということです。アクセスランプはプラッターにヘッドが触れている状態で点灯し、データの読み書きをしているときに動かしたりすると、書き込み異常が発生する可能性が高くなります。

もう一点、パソコンと接続された外付けハードディスクは、取り外す前に接続を解除する必要があります。パソコンのメニューには必ず「外付けハードディスクを取り外す(USBデバイスの取り外し)」というメニューがあるので、この処理を行ってから取り外すようにしましょう。

あきらめる前に「データ復旧サービス」

バッファローでは、「消えてしまったデータ」を復旧する「データ復旧サービス」を提供中です。
「パソコンを使用していたら大切なデータが消えてしまった」「記録メディアが故障して大切なデータが取り出せなくなった」などのトラブルの際、ぜひご利用ください。

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