ICT×教育

プログラミング、英会話。新しい学習に向けた無線LAM環境を提案──安定した無線LAN環境整備を── 第2回 EDIX関西レポート


2018年11月7日から9日までの3日間、「第2回 関西教育ITソリューションEXPO(EDIX関西)」が、大阪・南港のインテックス大阪で開催されました。2020年から小学校で全面実施される新学習指導要領に向けて学校のICT環境整備が注目される中、教育分野の専門展としては西日本最大規模となる約200社(同時開催展を含む)が出展。期間中は学校・教育関係者を中心に、3日間で1万人近くの来場者が会場を訪れました。

弊社は昨年の第1回EDIX関西および今年5月に東京ビッグサイトで開催されたEDIX東京に引き続き同展に出展。教育のICT環境整備において重要な役割を占める無線LAN(Wi-Fi)環境の整備について提案しました。教育現場の第一線でICTを活用した授業に積極的に取り組まれている先生方をゲストに招いた特別講演も開催。多くの来場者に聴講いただきました。

展示ブースの一角で開催された特別講演には、多くの来場者が足を止めていた

[講演]小学校で求められるプログラミング教育とは?無線LANも必須に

初日となった7日には、中学校の教職時代からICT活用に積極的に取り組まれ、現在もプログラミング教育に関する講師など多岐にわたりご活躍をされている、大分県立芸術文化短期大学 情報コミュニケーション学科 非常勤講師の望月 陽一郎先生をゲストにお招きし、「小学校プログラミング教育に最適なmicro:bit『サンプルプログラミング集』とそれを支えるネットワーク」と題して、新学習指導要領で必修化される小学校でのプログラミング教育について、講演いただきました。

望月先生は冒頭、新学習指導要領について「『プログラミングという教科ができる』とか『プログラム言語を教える』といった誤った認識がされている」と指摘。授業におけるICT活用や情報教育の実施など、教育の情報化が進む中で、「プログラミング教育も情報教育のひとつとして強化されるもの。求められているのは、教科の中で、コンピューターでできることを学んだり、プログラミング的思考を身につけたりすることです」と語りました。

中学校や高等学校と異なり、小学校ではすべての先生がプログラミング教育にかかわることになるため、「不安に思っている先生も多いと思いますが、プログラミングは難しくありません」と強く語る。「例えば理科の授業の中で、どんな質問をしていけば植物を分類できるか考えるといった、プログラミング教材を使わないプログラミング活動の仕方もある」と、コンピューターを使わない「アンプラグド・プログラミング」の事例も紹介されました。

さらに、プログラミング教材を使用する場合の教材の種類や選び方、「まねる」「変える」「創る」という3段階でプログラミングへ取り組む方法についても説明。低コストかつ取り組みやすい教材として、LEDやセンサー、ボタン、端子、Bluetoothによる無線通信などを備えた「micro:bit」が紹介され、来場者には自身が手がけた「micro:bit」用のサンプルプログラム集も配布されました。

「micro:bit」では、インターネットにつながったブラウザ上で動作するウェブアプリケーションを使って、プログラミングを行います。こうしたウェブアプリケーションや、普通教室でのタブレット学習の増加に対応するためにも、「Wi-Fiは必須である」と望月先生。小学校でのプログラミング教育の実施に向けて、安定した無線LAN環境整備の必要性が語られました。

望月先生は、小学校でのプログラミング教育に最適な教材として「micro:bit」を紹介

来場者が手に取って体験できるよう、「micro:bit」のサンプルも複数用意された

無線LANにより安定したオンライン英会話学習を実現

弊社法人アクセスポイントの商品企画担当、柴田によるプレゼンテーションでは、英語の授業の一環としてタブレットを活用したオンライン英会話を取り入れている、埼玉県聖望学園中学校高等学校様の事例を紹介しました。

同校では高速な5GHz帯を2系統使用して同時多接続を実現する「トライバンド」、レーダー波のの障害を回避する「DFS障害回避機能」、どの生徒のタブレットも同様の安定通信を実現する「公平通信制御機能」を備えた無線LAN機器で環境を整備。近くに航空自衛隊の基地があったことから、以前は航空レーダーの障害で通信が途切れがちでしたが、「DFS障害回避機能」を備えたバッファローの無線LAN機器を導入いただいてからは、オンライン英会話のようにこれまで以上に通信負荷のかかる学習も、スムーズに実施できるようになりました。

安定した無線通信を実現する技術の詳細と、導入による効果をプレゼン

安定して、高速、かつ途切れない技術が、1人1端末のオンライン英会話を可能にした

学びを支える無線LAN環境の整備に必要な条件を伝えたブース展示

展示ブースでは、プレゼンテーションでも紹介した「トライバンド」「DFS障害回避機能」「公平通信制御機能」といった機能を兼ね備えた、無線LANアクセスポイント「WAPM-2133TR」をはじめ、学校において安定した無線LAN環境を実現する製品を展示。各製品の詳細についてスタッフが説明し、来場者の質問に答えました。

学校向けの屋内および屋外用無線LAN製品を展示。それぞれの特徴をパネルやタブレットで解説

2018年8月から販売開始した公衆無線LAN導入キット「FS-M1266」は、
総務省の「公衆無線LAN環境整備支援事業」の機器要件に適合

また、大きなパネルを使用し、新学習指導要領に向けて学校内にどのようなネットワーク環境を整備すべきかについても、わかりやすく図解。ネットワークを集中管理するためのソフトウェアや、校務データを守るセキュリティ、写真などのデータを安心・安全かつ簡単に運用するためのネットワークハードディスク(NAS)についても展示しました。

学校のネットワーク環境整備に必要な機器がひと目でわかるパネルを展示

このほか災害時の避難拠点としての無線LANの活用や、特別講演でも紹介された教材、「micro:bit」も参考展示。安定した無線LANを構築するハードウェアからソフトウェア、さらにその通信環境を活かす教材まで、幅広く体験いただくことができました。

ブラウザを使ったプログラミング画面や、「micro:bit」のロボットも参考展示された

望月先生の特別講演にもあったように、教育現場のICT化は今や待ったなしの状況です。新学習指導要領に向けて私たちは今後も様々な機会を通じて、安定した無線LAN環境整備に取り組むすべての学校、先生方、教育関係者の皆様をサポートをしてまいります。

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