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テレビ番組を録画したHDDの大容量データを安全に移行――録画番組引越しサービス

■HDDで便利になったテレビ録画HDD、でも買い替えや故障の際の移行が大変

HDDに録画したテレビ番組のデータを移行したいと思ったことはありませんか?

最近のテレビは、番組録画機能を搭載した製品が多く、そうしたテレビで、USB外付けHDDをつないで録画している人は多いでしょう。ドラマや映画、スポーツ、バラエティなどさまざまなテレビ番組を、現在、より手軽に、より大量に録画できるようになりました。

録画するのはとても便利になったものの、そのデータを移行するとなると簡単にはできません。

映像データは容量が大きく、整理や移行が大変です。一つの番組のデータサイズも大きいですが、見ていないまま録りためたデータや、見たけれど残しておきたいデータなど、データ数は膨大になりがちなもの。そうしたたくさんのデータを移行するとなればひと苦労です。

そもそも、テレビ番組の録画に関して、HDDをはじめとする記録媒体間のデータコピーは著作権の点から制限されています。デジタルテレビ放送の録画データは著作権保護されており、例えば、その仕組みの一つである「ダビング10」の場合は、コピー9回と別のメディアへの移動(ムーブ)1回のみができる、というように、コピーが制御されているのです。

テレビ番組を録画したHDDを買い替えたり、故障する前に新しいHDDに移したい場合、どうしたら良いのでしょう?

<ココまでのまとめ>
・USB外付けHDDを利用して、テレビ番組をより手軽に、より大量に録画できるようになった。
・テレビ番組録画データは、著作権保護などのため、データ移行が困難だった。

■2019年1月1日に改正著作権法施行。データの複製に関する規制が柔軟に

この問題に関連して、2019年1月1日から改正著作権法が施行されました。この改正は、デジタル・ネットワーク技術の進展にともなうさまざまな著作物の利用ニーズに対応してより円滑に利用できるようにしようというもので、これにより前述のようなHDDの修理・交換におけるデータ移行がしやすくなると言えます。

改正法では、「柔軟性のある権利制限規定」が目指され、権利者に及び得る不利益の度合いに応じて分類した3つの「層」
・第1層:権利者の利益を通常害さないと評価できる行為類型
・第2層:権利者に及び得る不利益が軽微な行為類型
・第3層:著作物の市場と衝突する場合があるが、公益的政策実現等のために著作物の利用の促進が期待される行為類型

このうち、権利者に及ぼす不利益が少ない第1層と第2層について、「柔軟性のある権利制限規定」を整備することが目指されています。

改正前は、第1層に位置づけられた「複製機器の保守・修理のための一時的複製」「複製機器の交換のための一時的複製」は「同機種」への交換に限定されていましたが、改正法では以下のようになります。

———————-
著作物は、次に掲げる場合その他これらと同様に当該著作物の電子計算機における利用を行うことができる状態の維持・回復を目的とする場合には、その必要と認められる限度において、いずれの方法によるかを問わず、利用することができる。
①複製機器の保守・修理のための一時的複製
②複製機器の交換のための一時的複製
③サーバーの滅失等に備えたバックアップのための複製
———————-

このような形で、権利制限規定が柔軟性を持ったものになりました。
※著作権者の利益を不当に害する場合はこの限りでない。
この法改正によって、テレビ番組を録画したHDDについて、買い替えや故障の際にそのままデータ引き継ぐことができるようになったのです。

<ココまでのまとめ>
・2019年1月1日から施行された改正著作権法では、複製機器の保守・修理・交換のための一時的複製が柔軟に行えるようになった。
・この改正法により、テレビ番組を録画したHDDの修理・交換時にデータ引き継ぐことができるようになった。

<参考資料>
文化庁 著作権法の一部を改正する法律(平成30年法律第30号)について
http://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/hokaisei/h30_hokaisei/

■録りためた録画番組を失うことなく新しいハードディスクへ安全に移行できるサービスを開始

バッファローでは、この改正著作権法施行を受けて、2019年1月7日から「録画番組引越しサービス」<http://buffalo.jp/products/catalog/storage/mimamori-aizu/av/index.html#move>を開始しました。

このサービスはテレビ・レコーダー向けUSB外付けHDDに録りためたデータを、故障する前に有償で新しいハードディスクへデータをまるごと移行できる、業界初のサービスです。これまで、前述のような著作権保護などのため困難だった日本の地上デジタル放送の録画コンテンツの移行が可能で、HDDの故障前に録画番組をご自身で守る対処が可能になります。

データ移行後の製品は、実施前と同様、それまで使用していたテレビ・レコーダーで引き続き録画番組の再生や新規録画でき、「ダビング10」対応の録画コンテンツはコピー可能回数を変えることなく移行されます。

サービス対象製品(2019年1月7日現在)
故障予測機能「みまもり合図 for AV」を搭載する
・「HDV-SAMU3-Aシリーズ<http://buffalo.jp/product/hdd/external/hdv-samu3-a/ >」
・「HD-LDS-Aシリーズ<http://buffalo.jp/product/hdd/external/hd-lds-a/>」
また、今後発売する「みまもり合図 for AV」搭載製品もサービス対象製品となります。
製品に搭載された故障予測機能により、故障予測がLED通知された際にお申し込みいただくことで、録りためた録画番組を故障で失うことなく、新しいハードディスクへ安全に移行できます。

バッファローは、こうしたサービスの提供を通じて業界をリードし、よりユーザーの皆さまの目線に立ったきめ細やかなサービスが普及していくことを願っています。

<ココまでのまとめ>
・改正著作権法で、HDDの交換時のテレビ番組録画データの一時的複製が可能になることを受け、バッファローは「録画番組引越しサービス」を提供開始した。
・このサービスにより録りためた録画番組を失うことなく、新しいハードディスクへ安全に移行できる。

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