レビュー

自宅のライトをスマホでオン!「玄人志向 自作IoTプロジェクト」応用編

自分の好きなモノとインターネットを繋げられたら、きっと私たちの生活はさらに便利になりますよね。

例えば洗濯機とインターネットが繋がったら「洗濯が終わるとスマートフォンにお知らせが来る」という仕組みが考えられます。外出していても帰る時間の目安になるので、個人的に実現してほしい機能です。ほかにも、車とインターネットを繋げて、混雑する道や渋滞になる時間帯を洗い出したり、事故が多発する箇所で事前対策ができたりするでしょう。
……考えれば考えるほど、便利なことしか思いつきません。

そんな、モノとインターネットを繋げることを「IoT(Internet of Things)」と言いますが、IoTを個人でも手軽に体験できるようにと、自作PCパーツブランドの「玄人志向」が出している、誰でもIoTに挑戦できるキットがあります!

これまで3回の記事を通してキットに触れてきましたが、最終回の今回は「応用編」。指南書にも載っていない、IoTな開発にチャレンジしてみようと思います!

キットの流れ

Raspberry Pi 2 のケースへの取り付け(完了)
Raspberry Pi 2 のセットアップ(完了)
Blynkの準備とGPIOの動作確認(完了)
• IoT活用例(※応用編)

今回やること

今回は応用編です。普段使う指南書には載っていないオリジナルなIoTに挑戦したいと思います。せっかく応用するなら、実生活に役立つように「自分の部屋」のものをいじってみたいなと思い、インターネットに繋いでみたいものを探してみました。

そこで見つけたのが、この部屋のライト。好きな場所にクリップで挟んで設置できるものです。これをアレンジして、「部屋のライトを外にいてもオン・オフを操作できる」ようにしてみます! これなら、万が一ライトをつけたままで外出してしまっても、遠隔からオフにできるので安心ですね。家に帰る直前にライトをオンにすれば、ドアを開けた際に明るい光が迎えてくれるのでホッと安心できそう。

前回はスマートフォンアプリ「Blynk」とRaspberry Piを繋いでLEDを点灯させましたが、それをライトに応用したものとなっています。今回は「リレーモジュール」という、玄人志向の自作IoTキットに入っているパーツを使います。

それでは、早速試してみましょう!

まずはリレーモジュールの動作を確認します

 

今回使う「リレーモジュール」は、GPIOから家庭用電源のような大きな電圧を制御できるパーツです。直径は4cmにも満たないくらいとても小さなもので、突出している3本の線をマイコンボードなどに挿せます。

このリレーモジュールをライトに繋げて、ライトの電源のオン・オフを遠隔から操作できるようにします。

前回はRaspberry Piの動作確認としてLEDを光らせましたが、今回はLEDをリレーモジュールに変えます。まずは写真のように、リレーモジュールをブレッドボードに取り付けるところから開始です。リレーモジュールの設置場所はどこでも大丈夫です。

そして、GPIOの5V電源とリレーモジュールのプラス端子、GPIOのGND端子とリレーモジュールのマイナス端子を繋げます。前回電源を引っ張ってきたGPIO21番ピンには、リレーモジュールのSと書いてある端子に接続します。

Raspberry PiをBlynkからオンにしたときに、リレーモジュールのライトが点灯すればOKです。

リレーモジュールの動作確認ができたら、今度は電気制御を確かめるために、実際にLEDを光らせて確認してみます。

マイナスドライバーを使い、リレーモジュールについているネジを緩めて、ジャンプワイヤーを接続します。線を入れたらしっかりとネジを締めます。

これで準備は完了です。

写真のようにLEDが光ればOKです!
リレーモジュールが電気を制御できていることがわかりました。

ライトの準備をします

リレーモジュール側の動作を確認できたので、次はライトの準備です。ライトを適当な場所に置きます。

私の場合は、天井へ光を当てた間接照明にしたかったので、部屋の上部に設置してみました。また、コードが垂れないように、テープで固定しています。

このとき、注意しておきたいのが、コンセントの紐に余りがないとリレーモジュールを接続できません。もし紐の長さが足りない場合は、ある程度のゆとりがある場所に移動させます。

コンセントの余っている長さを調べます。

余っている箇所の折り目に印をつけておきます。印をつけたら、コンセントからケーブルを抜きます。

感電の恐れがあるため 必ずコンセントからプラグを抜いておいてください。印の真ん中をペンチでカットします。

どの家電でも、2本の電線が通っています。どちらか片方だけを切ってください。

切った箇所のケーブルから、銅線を3mmほどむき出しにします。

むき出しにした銅線をリレーモジュールに繋げます。マイナスドライバーでネジを緩めて銅線を挿入し、しっかりとネジを締めます。

このときに、感電の恐れがあるため 銅線がはみ出さないよう に注意してください。また、銅線が隣の銅線に触れるとショートする恐れがあります。十分に気をつけてください。
※ショートとは:大きな電流が流れること。危険な事故や家電製品の故障もしくはブレーカーが落ちる恐れがあります。また、ショートのときにコンセントの上にホコリが積もっていて、火花がこれに当たると発火する恐れもありますので十分に気をつけてください。

もう1本も同様に繋げれば完成です!

プラグをコンセントにさすのですが、注意です。感電もしくはショートの恐れがあるため コンセントを挿したら他のパーツには触らないでください。 また、電源から外すときは、必ずコンセントから抜きましょう。
準備は整ったので、プラグをコンセントに挿しました。全体図はこのような感じになっています。コンセントの高さに調整するため、箱を2つ重ねています。

 

電気のスイッチもオンにします。

準備が整ったら、Raspberry Piを起動してBlynkを実行しスタンバイ状態にします。

前回と同じ方法で起動すれば準備は完了です。

スマホで遠隔からライトをつけてみましょう

それでは、さっそくライトをつけてみます! Blynkのアプリを起動し、ボタンをオンにします。
すると……

すぐにつきました! インターネット経由での遠隔操作ですが、私の環境ではタイムラグもほとんどありませんでした。
分かりやすいように動画も撮影してみました。
https://youtu.be/9eElCvPQldk

 

玄関からも試してみました。

無事つきました! Raspberry Piを起動しておけば、遠隔から操作できることがわかりました。

今回は白熱灯のライトを改造しましたが、それにしてもオレンジ色の明かりは気持ちも明るくなりますね。一人暮らしをしていると、家に帰っても部屋の電気が付いていないことがあり、なんだか寂しい気持ちになるときもありますよね。でも、遠隔からライトを点灯できればと落ち込まなくて良くなる気がします。

また、もし家を不在にする日があっても、ライトを遠隔からつけておけば防犯にも役立つかもしれませんね。みなさんもぜひ、玄人志向のIoT自作キットで試してみてはいかがでしょうか?

まとめ

ということで、全4回に渡り玄人志向の自作IoTキットに挑戦してみました。

IoT分野には多くの企業が参入しつつあります。また、農業の分野では水田の水位をスマートフォンから操作できたり、漁業では水温や塩分といったデータをネット上から確認できたり第一次産業にもIoT技術は取り入れられています。(参考:https://liginc.co.jp/296499

モノとインターネットを繋げる技術は、これからの時代、たくさんの場面で目にするようになり、どんどん活躍していくのではないでしょうか。
そんなIoTに自分でも挑戦できるように、今回のキットがあります。テクノロジーへの敷居が下がりつつある今、みなさんもIoT自作キットに挑戦して、モノとインターネットを繋げてみてはいかがでしょう?

▼ 玄人志向 自作IoTプロジェクト「KURO-IOTEXP/KIT」
http://www.kuroutoshikou.com/product/others/others_iot/kuro-iotexp_kit/

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